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成田山新勝寺大本堂の奥に広がる風光明美な成田山公園では、四季折々の草花や風景を楽しむことができます。成田山公園には、平均樹齢70年を超える約360本の紅梅や白梅が植えられています。
例年2月中旬~3月中旬にかけて咲き、公園は梅の香りでいっぱいになります。
成田山公園の中で、ひと足先に春の訪れを告げるのは“蝋梅”です。
ロウバイ科ロウバイ属に属しており、黄色の花を咲かせます。英語では“winter sweet”といい、小さいながら、寒い冬の季節にパッと明るく咲くたくましい花で芳香な香りを漂わせます。
名前の由来は諸説あり、蝋細工のようで梅に似ていることから「蝋梅」と付けられたという説や、中国から来た花で中国名でも「蝋梅」であるということからつけれらたという説、旧暦12月(臘月〔ろうげつ〕)に咲く花という意味でつけられた説などがあります。
種類は、素心蝋梅(ソシンロウバイ)、満月蝋梅(マンゲツロウバイ)、和蝋梅(ワロウバイ)などがありますが、よく栽培されているのはソシンロウバイです。
他のロウバイは花の内側が赤色をしているのに対し、ソシンロウバイは花の内側が黄色いのが特徴です。
花言葉は、「先導」「先見」「慈愛」「優しい心」。
成田山公園にも蝋梅が植えられており、例年紅梅や白梅よりも早く開花しています。
ひと足先に春を見つけてはいかがでしょうか?
成田山公園の梅は老木が多いので、派手さはなくとも全体としてしっとりと趣ある花々をお楽しみいただけます。起伏の多い公園内の中でも大本堂に向かって右側の、公園入口周辺の梅がいち早く花を咲かせます。
文殊の池 上にある梅林周辺は、公園内でも比較的冷え込みが厳しいため、開花は例年2月下旬から3月に入ってからとなることが予想されます。
花言葉は、「高潔な心」「高潔」「潔白」「澄んだ心」「忠義」。
別名「春告草(はるつげぐさ)」ともいわれる梅の花。寒風にさらされながらも、たくましく咲く可愛らしい花を愛でに是非お出かけ下さい。皆様のご来園を心よりお待ちしています。
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