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印旛沼の漁場に恵まれ、成田山の参詣客をもてなしてきた成田。成田山表参道周辺には、数多くのうなぎ料理を扱う店が軒を連ねています。
JRと京成の成田駅から、成田山新勝寺まで約800mにわたる表参道は、情緒あふれる建物が並び、今でも江戸時代の面影を色濃く残しています。通りに古の香りを今に残す旅館や料理店が軒を連ねています。
旅に出て、楽しみの一つといえば、土地の名物を食することと思います。
成田の食の名物は、うなぎです。成田山参道沿いには、「秘伝のタレ」を代々受け継ぐ老舗の料理店が数多くあります。うなぎを焼く香ばしい美味しそうな香りに包まれ、各店自慢の味に舌鼓を打つことが出来ます。
これだけの密度でうなぎ屋さんが集まっている全国的にも珍しい土地柄の成田は、実は「うなぎの街」なのです。
成田のうなぎには古い由来があります。現代のように養殖が盛んになり、どこでもうなぎが手に入るようになる遥か前からこの地域に住む人達は自然の恵みの宝庫である印旛沼で獲れた川魚料理を食べていました。中でも栄養価の高いうなぎ料理は、広くこの地域の食文化として定着していました。
そして、元禄時代になると市民生活が豊かになり、成田詣と言われるように江戸から行ける行楽地として成田は繁栄しました。
門前町の旅館では、江戸でうなぎの人気が高まるにつれて夏場のうなぎ料理を名物とし、お客様をおもてなしし喜ばれました。
当時の成田詣は徒歩の旅。長い旅路の疲れには、うなぎ料理を食べて元気になっていただこう!という成田の先人達の想いを感じます。
この名残で、成田山周辺を中心に成田市内にはうなぎ料理を出すお店が今でも数多くあるのです。
成田では、夏の土用の丑の日にあわせた約1ヶ月間半にわたり、成田うなぎ祭りを開催しています。うなぎ祭りに参加するお店でお食事やお買物をした際、1,000円につきスタンプを1個押印。これを3個集めると、豪華賞品が当たる抽選会にご応募いただけるというものです。
例年、約100店舗が参加しています。このうちの多くの飲食店でうなぎを使った料理を味わうことができます。
うなぎ料理店の伝統の味はもちろんのこと、天ぷら屋のうなぎ、寿司屋のうなぎ、ホテルやダイニングでの創作料理もあり、他では味わえない成田のうなぎの味比べが楽しめます。
うなぎを味わった後は、表参道でお土産探しといきましょう。 参道以外の物販店やホテル、そして市場も、成田うなぎ祭りスタンプラリーに参加しています。ふとした何気ない買い物で、旅行券や宿泊券などの豪華賞品を是非獲得なさってください。
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