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一般的に皆様に親しまれている手毬型のあじさいは西洋アジサイ。西洋と名がつきますが、日本の太平洋側で自生しているガクアジサイが原種とされます。
鑑賞としての歴史は古く、奈良時代に編集された万葉集にもあじさいを詠んだ歌があります。鎌倉時代には日本で園芸種として盛んに育成され、江戸時代では既に一般的な庭園植物となっていた日本のあじさい。
諸外国にその野生種はなく、江戸時代後期にシーボルトなどの手によって欧州に送られ、華やかな花を好む欧米人によって更に大きく色鮮やかな花に改良されます。その後日本に逆輸入され、西洋アジサイという名で親しまれるようになりました。
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