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成田山祇園会とは

成田山祇園会(ぎおんえ)は、成田山新勝寺のご本尊「不動明王」の本地仏であり、新勝寺奥之院に奉安された「大日如来」に、五穀豊穣・万民豊楽・所願成就を祈願する成田山新勝寺の宗教的な祭礼です。

成田山祇園会の期間中には、成田山奥之院の特別開扉や天国宝剣加持といった、祇園会の期間に限って執り行われる行事があり、数多くの皆様がご参詣に訪れています。
お囃子の音色を遠くに聞きながら、成田山祇園会ならではの参詣スポットをお参りなさってはいかがでしょうか。

クリックしていただくと、それぞれの内容について詳しい説明をご覧いただけます。

成田山祇園会とは 奥之院について 天国之宝剣について

御輿について 警護について 権現山について

成田山祇園会とは

成田山祇園会は、300年もの歴史があります。
祇園会は江戸時代には、成田山で管理する湯殿山権現社(ゆどのさん ごんげんしゃ)を中心とする祭礼として執り行われていました。

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湯殿山権現社とは、現在のJR成田駅東口交番の脇にある権現山と呼ばれる広場の一角にある小さな祠のことで、遠く山形県にある出羽三山の一つである湯殿山の流れをくんでいます。

祇園祭初日の夜、御輿が権現社を御旅所(おたびしょ)として一泊した翌朝、御輿とすべての山車・屋台が権現社に集合して総踊りが行われているのは、祇園会が古くは湯殿山の祭礼として執り行われていた故事にちなんでいます。

そして、時代の変遷とともに大日如来の祭礼へと移り、古くは大日如来のご尊体を捧持して各町内を渡御(とぎょ)していました。
今日では、成田祇園祭が開催される3日間、大日如来をご尊体とした成田山の御輿の渡御と併せて、成田山とその周辺の9町内、合計10台の豪華絢爛な山車・屋台が、賑やかなお囃子の音色や威勢の良い掛け声とともに、成田山へと続く参道を中心に巡行します。
成田祇園祭の期間中、成田の街はお祭りムード一色に染まり、若者達の掛け声と熱気に包まれます。

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奥之院について

光明堂の裏手にある奥之院は石壁に囲まれた、奥行き11.15m、高さ1.65m、幅1.41mの洞窟で、その中に大日如来(不動明王の本地仏)が安置されています。

普段は固く閉ざされた奥之院の扉ですが、成田祇園会の期間中にのみ扉が開き、秘仏の大日如来を拝観することが出来ます。

暗い祠の中、蝋燭の灯明にぼんやりと照らされる大日如来様。
ゆらめく炎の流れに合わせてお顔の表情が移ろい、神秘的な雰囲気を感じることでしょう。
ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。

奥之院 特別開扉

  • 7月7日(金)5時30分〜20時00分
    7月8日(土)・9日(日)5時30分〜22時00分
  • 場所:奥之院(光明堂裏)にて

 

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天国宝剣(あまくにのほうけん)について

平安時代中期平将門の乱の折、ときの帝朱雀天皇は、将門討伐の軍を東国に送ると共に、後に成田山開山の祖となる寛朝大僧正に乱を鎮める為の護摩奉修の密勅を下しました。

その際、朱雀天皇より授けられた霊宝が、現在の成田山のご本尊である不動明王と天皇の守刀、天国宝剣(あまくにのほうけん)と伝えられています。

金襴の袋に納められた宝剣が、僧侶の手によって参詣者の身体に当てがわれ、無病息災を祈願します。

霊験あらたかな成田山第一の霊宝に直接触れる機会は、祇園会の期間のみとなりますので、ぜひ体験なさってみてはいかがでしょうか。

天国宝剣 加持

  • 7月7日(金)〜9日(日)8時00分〜16時00分
  • 場所:光明堂

 

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御輿について

祇園祭で担がれる御輿は、大日如来をご尊体とした成田山新勝寺の御輿です。

昔は門前町7カ町持ち回りで御輿番となり、各町内の若者が担いでいました。しかし各町内とも年々御輿の担ぎ手が不足するようになり、大正9年からは成田山の職員と有志が担ぐようになりました。

祇園祭で実際に担がれる御輿は、平時には奥之院脇にある清瀧権現堂(せいりゅうごんげんどう)の御輿蔵に安置されており祇園祭開催時のみ、この御輿を拝観することができるのです。

順路表(PDF:6,653KB)

 

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警護について

御輿が練り歩く順路を、御輿に先立ちお化粧をした警護の稚児一行が巡行します。
翌年当番町にあたる町内(2023年は幸町)がこの警護番を担当します。

小学生以下の子供達が、熨斗目袴(のしめばかま)に杖を持ち、背中に花笠を背負った可憐な出で立ちで、御輿の先導役を務めます。

熨斗目とは無地の絹の布に、袖の先や腰のあたりに格子縞や横縞を織り成した着物の模様で、江戸時代に流行したと言われています。

現在では、各町内によって稚児の衣装も様々。
無地の袴に、町内の紋の入った着物姿の稚児が多くみられます。

警護 運行表(PDF:64KB)

 

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権現山について

祇園祭初日、大日如来を乗せた御輿は成田の旧町内を練り歩き、夜はお忍びでJR成田駅そばの湯殿山権現社(ゆどのさん ごんげんしゃ)に一泊します。

祇園祭中日の朝には、御輿の進発に合わせてJR成田駅前にて10台の山車・屋台が集合して総踊りが行われます。

 

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